
神戸市の県立こども病院に入院していた生後6ヵ月の男の子が、点滴を受けていた際、何らかの原因で点滴液が漏れ、足の甲の大部分が壊死していたことが分かりました。
兵庫県によると、今年4月、県立こども病院に入院していた当時生後6ヵ月の男の子が手術を受けたあと、病室で栄養や水分をとるための点滴を始めました。
当初、点滴の針は男の子の手に刺していましたが、抜ける恐れがあったため、病院はその後、右足の甲に刺し換えました。
それから約9時間後に、看護士が針を刺した部分のガーゼの張替えなどを行っていましたが、約5時間後、別の看護師が確認したところ足の甲の「ただれ」に気づき、点滴漏れが発覚したということです。
男の子は、足の甲の大部分が壊死し、皮膚移植を受けましたが、経過は良好だということです。
【兵庫県の担当者】
「マニュアルの中にあるチェックを、1時間おきには看護師が患者のもとへ行き、実際に行っていたが、針を刺している部分の観察が不十分で、いつから漏れていたのかが確認できていない」
点滴漏れの原因はわかっていないということですが、早期発見できなかったことから、県は医療ミスと判断し、今後、再発防止に努めるとしています。
出典:FNN PRIME