手術患者体内にガーゼ置き忘れ 宝塚市立病院 /兵庫

宝塚市立病院は7日、2005年に行った手術で、患者の体内にガーゼを置き忘れる医療ミスがあったと発表した。

病院によると、患者は市内の50代女性。05年2月に左胸乳がんで乳房の一部を切除する手術を受けた。当時在籍していた2人の医師が執刀したが、止血などに使用したガーゼ(縦約30センチ、横約30センチ)1枚を体内に置き忘れた。女性は今年2月下旬、手術を受けた左胸付近に違和感を感じて病院を再受診。3月下旬に受けた超音波検査で、ガーゼの置き忘れが分かった。市立病院は手術でガーゼを取り除いた。命に別条はなく、女性は現在も通院して治療を続けているが、順調に回復しているという。

市立病院は「女性と家族に大変なご迷惑をかけ、申し訳ない。二度とミスが起きないように対応する」としている。【山本愛】

〔阪神版〕

出典:毎日新聞

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