MRI検査遅れ後遺症…佐賀大学医学部附属病院で医療ミス

佐賀大病院(佐賀市)は28日、磁気共鳴画像装置(MRI)検査が遅れたため、40代の女性に下半身まひなどの後遺症が出る医療ミスがあったと発表した。

病院によると、女性は10月、下半身まひの症状が出た当日に佐賀大病院の外来を受診。診察した内科医は、神経内科医がMRI検査を勧めたのに、すぐ検査の必要はないと判断し、女性に別の病院を紹介した。

女性はこの病院でMRI検査を受け、佐賀大病院で再受診するよう指示された。初診から4日後に佐賀大病院で受けた再度のMRI検査で胸腰椎硬膜外血腫と分かり、血腫を除去する手術を受けた。

しかし、女性は下半身まひなどが残り、車いす生活を余儀なくされた。初診のですぐMRI検査し手術すれば、重い後遺症が出なかった可能性があるという。

森田茂樹院長は記者会見で「女性に精神科通院歴があり、診察した内科医は、まひが神経障害によるものと推測した。本人や家族に深くおわびする」と謝罪した。

出典:産経WEST

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