東京女子医大プロポフォール投与事件

本件は、東京女子医大病院で2014年2月、麻酔薬プロポフォールの大量投与後に2歳男児が死亡した事件です。

そもそも、プロポフォールは副作用が大きく、十分な監視下での投与が必要です。さらに、小児への投与方法が確立されていない薬剤です。

特に、薬剤の使用方法には、集中治療中の小児への投与を禁忌と明記されています。

にもかかわらず、本事件では、たった2歳の男児に、「成人用量」の2.7倍もの量が投与されていたことが判明しました。

2歳の平均体重は10Kg程度ですから、単純に体重だけで考えると、20倍ほどの量が投与されていたことになります。

加えて、投与量がピークに達した時間帯に医師の署名が医療記録になかったこともわかっています。

危機管理や、安全性への配慮が欠けている事件であり、命を預かる病院とは思えないほどの杜撰なものだと言えます。

たった2年で、この世を去ることになった事が非常に悔やまれます。

ご家族もさぞ苦しいことでしょう。許されざる病院だと思います。

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