
北海道の苫小牧市立病院は、今月、たんの吸引をする際に器具の使い方を誤り、入院していた70代の男性が死亡したと発表しました。
「100%病院の過失と認識している。大変申し訳ありませんでした」(苫小牧市立病院の会見)
医療ミスで死亡したのは、苫小牧市立病院に入院していた70代の男性患者です。男性は気管を切開して呼吸を確保していましたが、今月、看護師2人がたんを取り除こうとした際、吸入器を気管のチューブの間違った場所に取り付けたため、呼吸ができなくなりました。看護師は、いったん隣の病室の看護にあたっていましたが、およそ2分後に異変に気付いた時には、男性は、すでに呼吸停止の状態で、その後、死亡しました。
病院は「初歩的なミスだった」と話していて、届け出を受けた警察は、業務上過失致死の疑いも視野に調べています。
出展:TBS NEWS