
兵庫県は30日、県立加古川医療センター(加古川市神野町神野)で、左変形性膝関節症の80代女性に人工関節を埋め込む手術の際、人工関節の一部に別の部品(人工軟骨)を用いる医療ミスがあったと発表した。
県によると、今年8月25日に執刀された手術で、本来取り付けるよりも縦横最大3ミリ小さいポリエチレン製の人工軟骨を装着した。医師がサイズの指示を十分にせず、看護師も確認を怠ったためという。
翌日、使わなかった部品を業者が引き取る際、引き取り依頼のあったものと違う人工軟骨が残っていたため、発覚。手術から三日後に再出術し、正しい人工軟骨に取り換えた。
放置すれば将来、痛みが出る恐れもあったといい、病院は患者らに謝罪した。県は「医師の指示や看護師の確認が不十分だった。今後は医師と看護師によるダブルチェックを行いたい」としている。
出典:産経WEST
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