患者の肺がん、3年以上見落とす 名大病院が医療ミス

名古屋大学病院は21日、40代男性患者の肺がんを3年以上にわたって見落とし、治療が遅れて死亡する医療ミスがあったと発表した。石黒直樹病院長は「重大な医療ミス。心よりおわびする」と陳謝した。

男性は他の病院で腎臓がんの摘出手術をした後、2007年から名大病院に通院。半年に1度CT検査を受けていた。12年6月、左肺にがんが見つかったが、胸膜に転移して手術できない状態に進行しており、14年3月に死亡した。

病院が半年ごとのCT画像をさかのぼって検証した結果、早ければ08年10月、遅くとも09年5月には、肺に異常を発見して精密検査をすべきだったことが分かった。09年時点で発見されていれば、手術ができたと結論づけた。

出典:朝日新聞

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