肺がん見逃し対処遅れ女性が死亡…名大病院

名古屋大学医学部付属病院(名古屋市)は26日、肺がんの疑いがあると指摘された患者の陽電子放射断層撮影(PET)の画像診断報告書を主治医が確認しなかったために対処が遅れ、患者が死亡する医療ミスがあったと発表した。病院側は既に遺族に謝罪しており、損害賠償に応じる方針。
発表によると、死亡したのは名古屋市の80歳代の女性。同病院で耳のがんと診断され、2011年2月、転移を調べるため全身のPET検査を受けた。その際、放射線科の医師が「肺の2か所に影がある」などと肺がん併発の可能性を指摘する画像診断報告書を作成。しかし耳鼻いんこう科の主治医はこれを見逃して女性に説明しなかった。
女性は同年4月に耳の手術を受け、14年春になって転移がないか検査を受けたところ、末期の肺がんと判明。15年4月に死亡した。

出典:BIGLOBEニュース

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