千葉県がんセンターで腹腔鏡手術後に死亡が相次ぐ

千葉県がんセンターで腹腔鏡下手術後の30日以内に患者18人が相次いで死亡していたことがわかった。

腹腔鏡下手術は痛みが少なく傷が目立たないなどとして人気が高まっている最新の医療技術だが、メリットが大きい。しかし、難易度の高い技術であり、医師の技量が大きく問われる。

早期の社会復帰が可能なのもメリットの1つです。通常の場合、4日程度で退院できるため、開腹手術に耐える体力のない高齢者や、体に傷をつけたくない人たちを中心に需要が高まっています。
しっかりした技術と経験を持った医師が行えば、患者側にメリットの大きい手術ではあります。しかし、開腹手術のように患部を触診できないため、ある程度の経験を積んで感覚をつかんでおかないと誤診や事故を起こしやすいことはよく指摘されています。それに、医師が腹腔鏡という手段にこだわり過ぎると、最先端の手術であるにもかかわらず、逆に患者を危険に晒すことにもなりかねます。状況によって開腹手術に切り替えるなど、適切な方法を見極める判断力が必要になってきます。

問題を調査する県の第三者委員会によると、2008~14年に胆管がんなどの手術を受けた50~80代の男女11人が手術当日から約9カ月後の間に死亡しました。
この県の第三者委員会は定期的に開かれており、こちらで調査結果や改善内容が報告されています。

 

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