好生館 1000万円支払い和解 手術で後遺症の男性と

県立病院好生館(現県医療センター好生館)=佐賀市=で腰椎(ようつい)椎間板(ついかんばん)ヘルニアの切除手術を受けた県警の男性警部(当時)が手術ミスで運動障害になったとして、好生館などに対し5000万円の損害賠償を求めた訴訟の和解が佐賀地裁で成立した。21日付。

和解条項には、手術ミスの有無は明記されなかったが、好生館側が警部側に和解金1000万円を支払うとしている。好生館側が「手術で後遺症が残存したことに謝罪する」「医療事故の防止に真摯(しんし)に取り組む」との内容も盛り込まれた。

訴状は、警部は2007年4月に手術を受け、直後に下半身にしびれが生じ、歩行が困難になった、としている。「医師は注意を怠り神経に損傷を与えた」などとして10年10月に提訴していた。好生館は「コメントできない」としている。【岩崎邦宏】

出典:毎日新聞

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