体内にガーゼを18年放置 新潟市民病院が医療ミス

新潟市民病院は21日、2000年の手術で新潟市の70代女性の下腹部にガーゼを置き忘れ、今年11月の手術で取り出すまで約18年間放置する医療ミスがあったと発表した。ガーゼの放置に伴う違和感や痛みの訴えはなく、手術後の経過は順調という。

病院によると、ガーゼは縦30センチ、横30センチほど。腹腔(ふくくう)内に丸まった状態で放置されていた。コンピューター断層撮影装置(CT)を使った10月の検査で判明。女性が下腹部の手術を受けたのは00年のみで、その際に置き忘れた可能性が高い。

当時、手術前後でのガーゼの枚数確認が不十分だった恐れがあるとしている。04年からは手術後のエックス線検査でガーゼが残っていないかどうかを確認しており、病院は「今後、作業の徹底に努める」とした。(共同)

出典:日刊スポーツ

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