「治療遅れ指切断」弘前病院を提訴 青森地裁支部

青森県弘前市の国立病院機構弘前病院で手術を受けた市内の女性が16日までに、医療ミスで手足の指を失ったなどとして、病院を運営する国立病院機構(東京)に約6500万円の損害賠償を求める訴えを青森地裁弘前支部に起こした。
訴状によると女性は昨年5月、子宮筋腫で子宮の摘出手術を受けた。翌日に腹痛を訴え、約9時間後に別の病院へ搬送された。穴が開いた直腸の切除手術を転院先で受けたが、敗血性ショックによる末梢(まっしょう)循環不全で左手中指と両足の指を切断した。
原告側は、腹痛を訴えた時点で血液検査などをしていれば敗血性ショックを避けられたと主張している。弘前病院は「主張は裁判の中で明らかにする」としている。

出典:河北新報

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