「無痛分娩で障がい」、和解金と病院側が「遺憾の意」 ふるき産婦人科

 無痛分娩で出産した際の医療ミスで長女に脳性まひが残ったとして、両親が産婦人科に損害賠償を求めていた裁判が、大阪高裁で和解しました。

 2011年、京都府に住む母親が京田辺市の「ふるき産婦人科」で、無痛分娩で産んだ長女は脳性まひが残り3歳で亡くなりました。両親は病院などに損害賠償を求めて提訴していましたが、一審の京都地裁は医師の過失を認めながらも障がいとの因果関係を認めず、訴えを退け両親が控訴しました。

 和解は去年12月に成立し、7400万円の和解金からすでに支払われた補償金を差し引いた5840万円を病院側が両親に支払うほか、長女が障がいを負ったことについて「厳粛に受け止め遺憾の意を表す」ことが盛り込まれました。母親は和解前の取材に「このようなことは二度と起きてほしくない」と話していました。

出典:MBS

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*