画像確認の改善求める 群大病院CT診断ミス 事故調報告書

群馬大医学部附属病院(前橋市)でコンピューター断層撮影(CT)の診断報告書を医師が取り違え、その後患者が死亡した事故で、外部委員を入れた医療事故調査委員会(事故調)がまとめた報告書の概要が23日、分かった。事故後に病院が実施した対策に一定の評価をする一方、画像診断結果の確認不足は事故後も起きているとして、さらなる改善を求めている。

事故は2016年7月、呼吸器外科の医師が70代男性患者を診察した際に発生。電子カルテにあった患者の1年前のCT報告書を、当日作成されたものと誤認した。新しい報告書は胆管がんの可能性がある異常を指摘したが確認されず、男性は17年10月に死亡した。病院は今年3月、事故を公表した。

出典:上毛新聞

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