重症患者に輸血ミス、さらに容体悪化 神奈川の県立病院

神奈川県立病院機構は24日、県立病院で血液型がA型の入院患者に誤ってO型の血小板を輸血する医療ミスがあったと発表した。患者は重症となっている。

同機構によると、20日午前6時ごろ、30代の女性看護師が集中治療室(ICU)で別の患者に輸血するはずだった容器と取り違え、26ccを輸血。約3時間後にミスに気付いた。患者は病気のため輸血ミスの前から重症で、23日夜にさらに容体が悪化したという。

同機構の担当者は記者会見で、患者の血液データに異常がないことなどからミスで容体が悪化した可能性を否定。「大変申し訳ない。再発防止に努めたい」と謝罪した。

同機構の此田雅之本部事務局長は「患者の家族の同意が得られていないので病院名は公表できない」と説明している。〔共同〕

出典:日本経済新聞

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