県立中央病院(山形市)で医療事故があり、県は12日、30代女性に和解金約978万円を支払うと発表した。慢性副鼻腔(びくう)炎の手術の際の執刀ミスで、右目の動きが不自由になる後遺症が残ったという。

同病院によると、女性は2014年10月に手術を受けたが、男性医師が器具の操作を誤り、眼腔内の右目の筋を傷つけた。女性は別の病院で整復手術を受けたが、後遺症が残った。同病院は15年2月に謝罪し、同7月に医療事故と公表。「医師ごとに技量に差があり、上級医がサポートする態勢を整えるべきだった」としている。【野間口陽】

出典:毎日新聞