横手病院

横手病院の患者死亡訴訟、遺族側が上告

下腹部の痛みを訴えて横手市立横手病院を受診した40代女性が死亡したのは医療ミスが原因だとして、遺族が市に約1億900万円の損害賠償を求めた訴訟で、遺族は11日、医師の過失を否定した仙台高裁秋田支部判決を不服として上告した。判決によると、女性は2014年6月、下腹部痛などから消化器内科を受診し、腸閉塞(へいそく)と診断されたが、女性は月経との関連性を主張した。同年8月に女性が死亡した後の病理解剖の結果、死因は回腸子宮内膜症による敗血症性ショックと判明した。

出典:河北新報

横手病院の患者死亡訴訟、遺族側が控訴

下腹部の痛みを訴えて秋田県横手市立横手病院を受診した40代女性が死亡したのは医療ミスが原因だとして、遺族が市に約1億900万円の損害賠償を求めた訴訟で、遺族は12日、請求を棄却した秋田地裁判決を不服として仙台高裁秋田支部に控訴した。地裁判決は、医師の対応は当時の治療基準範囲内だったとして、過失を否定した。

出典:河北新報

市立横手病院を受診「医療ミスで死亡」女性遺族、市を提訴

繰り返し起きる腹痛で横手市の市立横手病院を受診していた女性が死亡したのは、同病院が適切な診断や処置をしなかった医療ミスが原因だとして、県南の遺族が15日までに横手市を相手取り、約1億900万円の損害賠償を求める訴えを秋田地裁に起こした。

訴状によると、当時40代の女性は2014年6月に腹痛を訴え同病院を受診、腸閉塞と診断された。7月にも腹痛が続き入院したが、経過観察とされ約2週間で退院。その後8月中旬に症状が悪化し、同月16日に再入院、重篤な腸閉塞が確認され翌日死亡した。病理解剖の結果、腸閉塞は回腸にできた子宮内膜症が原因で、死因はこれに伴う敗血症性ショックだった。

原告側は「腹痛は月経に伴って発生しており、医師は子宮内膜症を疑うことができた。原因を特定する鑑別診断や、繰り返し起きる腸閉塞への外科手術が行われていれば、死亡することはなかった」と主張している。

同病院は「訴状が届いておらず、コメントは控える」としている。

出典:秋田魁新報

【訂正】下腹部痛の診断ミスで死亡 遺族ら提訴

以下のご指摘を受けました。

河北新報社様の記事には医学的に不適切な部分がございます。
回腸子宮内膜症が直接敗血症を引き起こすことはございません。

本記事内容を訂正し、秋田魁新報紙面記事を再掲載いたします。

下腹部痛の診断ミスで死亡 遺族ら提訴

 

下腹部痛を訴えて秋田県横手市立横手病院を受診した秋田県南部の40代女性が死亡したのは医療ミスが原因だとして、女性の夫らが14日までに、市に約1億900万円の損害賠償を求める訴えを秋田地裁に起こした。
訴状によると、女性は2014年6月、下腹部痛などから消化器内科を受診し、腸閉塞(へいそく)と診断された。女性は痛みを訴えて入退院を繰り返し、月経との関連を主張したが医師は子宮内膜症の可能性を考慮しなかった。女性が同年8月に死亡した後、秋田大病院で行った病理解剖の結果、死因は回腸子宮内膜症による敗血症性ショックと判明した。
女性の夫は「子宮内膜症を念頭に置いて鑑別診断していれば妻は迅速に手術を受けられ、死亡することはなかった」と医師らの注意義務違反を主張している。
同病院は「担当者が不在でコメントできない」と話している。

出典:河北新報