宝塚市立病院

誤って尿管を切除 宝塚市立病院で医療ミス

 宝塚市立病院(兵庫県宝塚市)は10日、市内に住む60代の男性患者に今年3月に手術を行った際、対象ではない部位を切除するミスがあったと発表した。男性は4月に退院したが、現在も2週間に1度通院しているという。

 同病院によると、男性は今年1月、腹部の大動脈と右尿管の間に腫れたリンパ節が見つかり、同病院を受診。悪性かどうかを調べるため、3月に腫れたリンパ節の組織を採取する外科手術を受けた。

 手術は50代の男性医師が執刀したが、リンパ節の腫れがひどく、近くにあった右尿管約4センチも誤って切除したという。手術後、血液検査やCT検査の結果などからミスが判明した。

 その後、同病院で腎臓に直接カテーテルを挿入する処置を行い、男性は現在、脇腹に尿をためる袋をつけて生活している。今後の対応は大学病院などで協議する。尿管に関する医療費などは市立病院が補償する。

 市立病院の今中秀光院長は「外科だけでなく、事前に泌尿器科などとも話し合って手術方法を決めるべきだった。今後は院内での連携を強化し、再発防止に努めたい」としている。

出典:産経新聞 THE SANKEI NEWS

手術後に障害、1860万円賠償 宝塚市民病院

宝塚市立病院(兵庫県宝塚市)は14日、ヘルニアの手術を受けた伊丹市内の20代女性の左脚に障害が残ったとして、損害賠償金1860万円を支払う方針を明らかにした。

同病院によると、女性は2015年2月、腰椎椎間板ヘルニアの摘出手術を受けた。術後の回診などで異常は見られなかったが、手術から約8時間後、女性が嘔吐(おうと)して左腹の痛みを訴えた。

診察の結果、背骨近くの動脈から出血しており、兵庫医科大学病院(西宮市)の救命救急センターへ搬送された。

女性は、出血による血腫が腰の神経を圧迫し、左脚の機能が低下。リハビリに取り組んだが、階段の上り下りが難しくなるなどの障害が残った。宝塚市立病院は「明らかな医療ミスではないが、手術以外に出血の原因は考えられない。後遺障害があり、被害者救済の責任がある」としている。

女性は示談に合意しており、市は関連議案を市議会12月定例会に提出する。(土井秀人)

出典:神戸新聞NEXT

宝塚市立病院

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所在地

〒665-0827
兵庫県宝塚市小浜4丁目5-1

兵庫県宝塚市小浜4丁目5-1

公式サイト

宝塚市立病院

手術患者体内にガーゼ置き忘れ 宝塚市立病院 /兵庫

宝塚市立病院は7日、2005年に行った手術で、患者の体内にガーゼを置き忘れる医療ミスがあったと発表した。

病院によると、患者は市内の50代女性。05年2月に左胸乳がんで乳房の一部を切除する手術を受けた。当時在籍していた2人の医師が執刀したが、止血などに使用したガーゼ(縦約30センチ、横約30センチ)1枚を体内に置き忘れた。女性は今年2月下旬、手術を受けた左胸付近に違和感を感じて病院を再受診。3月下旬に受けた超音波検査で、ガーゼの置き忘れが分かった。市立病院は手術でガーゼを取り除いた。命に別条はなく、女性は現在も通院して治療を続けているが、順調に回復しているという。

市立病院は「女性と家族に大変なご迷惑をかけ、申し訳ない。二度とミスが起きないように対応する」としている。【山本愛】

〔阪神版〕

出典:毎日新聞

チューブを誤って切断、医療事故 宝塚市立病院

兵庫県宝塚市立病院では、8月1日午後2時30分看護師が50代の女性入院患者の気管チューブを固定していたテープの取り替えのため、テープをハサミで切ったところ、誤って気管チューブ本体の横から出ている空気漏れ防止のためのカフの内腔1㎜程度のチューブを切断してしまった。
事故の経緯
この女性は、甲状腺機能亢進症(甲状腺クリーゼ状態)の既往歴があった、甲状腺クリーゼ状態になると、体温計では測定不能な高熱、激しい頻脈(1分間に150以上)、下痢、流れるような汗、意識状態の混濁、あるいは意識不明といった状態となり危険である。月末に心肺停止状態で救急搬送され、心肺蘇生により心拍は回復、しかし、低酸素脳症で意識の回復はなかった。

本事故直後に気管チューブの交換をしようとしたが、交換までに時間がかかりその間に血圧、脈拍などの循環動態が悪化し、緊急的に経皮的心肺補助装置を装着した。その後、血圧、頻脈が回復し、このときに装着した経皮的心肺補助装置を外したが、8月13日多臓器不全のため死亡した。

▼外部リンク

宝塚市立病院 医療事故の概要
http://www.city-hospital.takarazuka.hyogo.jp/

出典:医療NEWS