大阪市立総合医療センター

医療事故で女児寝たきり=市立医療センター、チューブ誤挿入-大阪

大阪市は14日、市立総合医療センターで昨年9月、心臓手術後の生後2カ月の女児に対し、気管に入れるべきチューブを誤って食道に入れ、女児が約30分間心肺停止となる事故があったと発表した。女児は現在も寝たきりの状態で、低酸素性脳症で身体障害が残る可能性があるという。

センターによると、女児には生まれつきの心臓病があり、昨年9月19日に手術を受けた。容体が回復してきたため、同22日、担当の男性医師2人が、気管に空気を送るためのチューブを外した。しかし、血中の酸素濃度が低く、再度チューブを差し込もうとした際、誤って食道に入った。
女児が心肺停止状態になり、医師が人工心肺装置を付けようと胸を切開し、ミスに気付いたという。(2018/02/14-13:40)

出典:JIJI.COM

放射線技師、偽装のX線画像送る 誤って左右逆に撮影

大阪市民病院機構は14日付で、市立総合医療センターの係長級の放射線技師2人が、誤って左右逆に撮影された患者のX線画像を反転処理して医師に送ったとして、停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

機構によると、新人指導担当の男性技師(51)は今年6月、医師から患者の胸のX線画像を右側から撮るよう指示された新人職員が誤って左側から撮影したことに気づいたが、独断でパソコンで画像を反転。同僚の男性技師(57)は指導担当技師に頼まれ、医師に偽装の画像を送った。治療に影響はなかった。

9月7日に市に通報があり発覚した。指導担当の技師は「診断に影響はないと判断した」と説明したという。機構は「誤診や医療ミスにつながる恐れがあり、職員の指導を徹底したい」としている。

また、機構は、入院患者から預かった睡眠薬などを自宅に持ち帰り、服用したり廃棄したりしたとして、女性助産師(60)を14日付で諭旨解雇とした。

出典:朝日新聞DISITAL