水戸市の水戸済生会総合病院で、拡張型心筋症の手術を受けた茨城県内の女性患者(69)が10倍の量の痛み止め薬を投与され、その後死亡していたことが28日、病院への取材で分かった。病院は医療ミスと認めて遺族に謝罪し、調査委員会を設置して調べる方針。

病院によると、女性は9月1日に入院し、14日に手術を受けた。看護師がその際、痛み止めの塩酸モルヒネを2・5ミリグラム投与するはずが、10倍の25ミリグラム投与したという。女性は意識不明の重体となり、26日に呼吸不全で死亡した。【加藤栄】

出典:毎日新聞