山梨県の山梨大学医学部付属病院で13日、高齢の女性が鎮痛剤を静脈に過剰投与される医療ミスがあり、一時心肺が停止し、その後、蘇生したものの、今も危険な状態が続いていることが分かった。

山梨大学医学部付属病院によると、今月13日早朝、看護師が、入院していた高齢女性への鎮痛剤の投与を中止しようと、点滴の回路を外す操作をした。しかし、点滴は実際には中止されず、10分後に看護師が異常に気付いた際は、すでに患者の心肺が停止していた。患者はその後、蘇生したが、意識不明の危険な状況が続いているという。

病院は患者の家族に謝罪するとともに、22日夜に会見を開き、医療マニュアルの見直しなど再発防止策を示した。山梨大学医学部付属病院の島田真路院長は「患者、ご家族に大変申し訳なく、再発防止策に努めていく」としている。

出典:日テレNEWS24