北九州市立医療センター

医療ミス 北九州市と40代男性が示談 /福岡

北九州市は3日、市立医療センター(小倉北区)で受けた頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアの手術ミスで後遺症が残った市内の40代男性に約3430万円を支払うことで示談が成立したと発表した。6月定例議会に関連議案を提案する。

市によると、男性は左肩の痛みなどを訴え、2014年3月にセンターで手術を受けた。担当医が電気メスで止血する際、通常は1回で終えるところを出血が止まらず10回程度繰り返したため、メスの熱が脊髄(せきずい)に伝わって損傷した。男性は現在も左肩が動かしづらいほか、長時間歩けないなどの後遺症があるという。【奥田伸一】

出典:毎日新聞

左脚まひ、和解協議へ 北九州市立医療センター /福岡

北九州市立医療センターは24日、同センターで頸椎(けいつい)椎間板(ついかんばん)ヘルニアの手術を受けた小倉北区に住む40歳代の男性会社員に左脚運動まひなどの障がいが出たと発表した。医療ミスとして今月4日に男性側に謝罪しており今後、和解に向けた協議を始めるという。

男性はヘルニアによって脊髄(せきずい)神経が圧迫され、左腕の運動まひなどを訴え、昨年3月に同センターで内視鏡手術を受けた。しかし従来の運動まひは改善せず、新たに左脚まひなどを発症した。その後の調査で、電気メスの熱で血を凝固させる際に、神経の一部が損傷した可能性があると分かり、医療ミスを認めた。【祝部幹雄】

出典:毎日新聞