幼児の足一部壊死 尼崎総合医療センターで事故

兵庫県は25日、尼崎総合医療センター(尼崎市)で今年10月、幼児の右脚骨折による骨のずれを治す措置をした際、ギプスを代替で用いたため、右足がただれて一部壊死(えし)する事故があったと発表した。全治2カ月半の重傷。後遺症はないという。

県によると、幼児は10月10日に同センターに救急搬送。骨がずれるように折れており、スピードトラックと呼ばれる箱型の専用器具で引っ張って矯正する必要があったという。

しかしこの器具がなかったため、当直医と当番医の判断で11日にギプスを右足に巻き、重りを付けて代用。ギプスは肌と触れる面積が広い上に経過観察が難しく、15日に母親が足の腫れに気付いて、甲やかかとがただれているのが分かったとしている。(斉藤正志)

出典:神戸新聞NEXT

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