県立尼崎総合医療センター 男児に薬過剰投与謝罪

ことし2月、尼崎市の県立病院で、医師が誤って10倍の量の薬を処方し、服用した男の子が軽い意識障害を起こして救急搬送されていたことが分かりました。
病院は医療ミスとして男の子と家族に謝罪しました。

兵庫県によりますと、ことし2月、尼崎市の「県立尼崎総合医療センター」でおう吐やけいれん症状で受診した10歳未満の男の子に、小児科の男性医師が誤って10倍の量の抗けいれん薬を処方したということです。
翌日、自宅で薬を服用した男の子が、副作用で浅い眠りに入る軽度の意識障害を起こしたため、救急搬送され薬の過剰投与が明らかになったということです。
医師が電子カルテに誤った数字を入力していたことが原因で、処方箋を受けた院外の薬局から「投与量が多いのでは」という問い合わせがあったということですが、間違いに気がつかなかったということです。
男児に後遺症はないということですが、病院は医療ミスだったとして、男の子と家族に謝罪しました。
八木聰県病院事業副管理者は「このような事案が発生し、大変申し訳なく思っています。今後、より一層安全対策を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。

出典:NHK NEWS WEB

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